抱き枕カバーを飾ろうよ
2010年01月31日(日曜日) 21:00:30 [Life]
ってことで気が向いたので更新。というか、今やらなかったらきっとボツネタにしそうだったので。
まぁ、上のブツですが何てことはない抱き枕を飾る道具です。平たく言えばタペストリー化。。いや、ちょと違うな、抱き枕ハンガーの方が適切かも。
抱き枕を飾る際に問題となるのはその伸縮性。ちょっと前の綿のカバーやサテンやスエード等の伸縮性の弱い生地ならそのまま上の方をクリップ等で留めて飾ればよいのですが、抱き心地も重視したツーウェイトリコットやスムースニットなどをその方法でやってしまうと生地そのものの重さで伸びてしまいます。
そもそもツーウェイトリコットで1600x500mmのカバーとなれば300gを超える場合が多くそれをクリップで留めておくだけでも相当の力が必要でカバーにクリップの跡がついてしまいます。
そこでいろいろ考えてはいたのですが、考えてばっかりじゃダメだよなー、ということで作ったものが写真のもの。
とりあえず全景
要は上だけで留めるのではなく、中間で再度補助的に持ち上げて布にかかる力を分散させようという単純なもの。
使ったものは
●ケーブルモール
100cmのものを2本用意して半分にカットし50cmで使用。今回は3本使用してます。何気に奥に放置してるキットが見えますがスルーで。
私は自室の壁紙が白なので白いモール買いました。その辺もお好みで
●カーテンクリップ
100円ショップのカーテン道具コーナーで発見。かなりちゃちに見えますがそういうのを選んでます。生地を傷めないために留める力は弱い方が良いので。
またカーテンクリップの中には布が落ちないようにはさむ部分に爪がついているものがありますので間違ってもそういうものを利用しないように。
逆にこの用途を満たすものがあれば無理にカーテンクリップでなくてもよいかと。私も最初は挟む力の弱いクリップをタイラップ等でモールに固定しようかと考えたのですが、良さそうなものが100均で見つかったのでこれを利用しました。
ただ、今回買ったやつは品質悪すぎてプラスチック部分にバリがかなりありました。これらも生地を傷めないためにヤスリ等で均しておきましょう。
●ナイロン紐
ぶら下げ用と各パーツを繋ぐ用。家にあるもの、入手しやすいもの、見た目を考えて選ぶ等なんでも良いと思います。ただしそれなりの重さを吊るすので比較的強度があるものが良いと思います。
以上3点。
で、肝心の作ってる写真が少ないので構造としてはこんな感じ。
紐を通す部分やクリップを取り付けてる部分のモール土台は切断してます。切断せず蓋側と一緒にドリルしちゃうのもありですが「伸縮」機能を持たせるためにも最低でも中断・下段のように3分割はした方がよいです。
また両端のクリップだけはモール蓋の方ではなく土台の方にくっつけてます。
一番上のパーツだけですがこんな感じです。
テキストで書けば、
・モール切断 100cm を 50cm にして3本用意。
・各段接続用の紐を用意今回は間隔を700mmにするため750mmの紐を4本用意。
結び目を作って抜けないようにするため、同じ700mmの場所にあらかじめ目印をつける。
ぶら下げ用の紐の長さは適当で
・接続紐、クリップを取り付ける部分の位置でモール土台をカット。
・ぶら下げ用、パーツ接続用の紐を通す部分に穴をあけ紐を通し結び目を作って抜けないようにする。
・クリップをつける。今回は穴をあけてクリップを通す。
ちなみに用意したクリップは完全に輪の状態だったので輪の途中で切断してモールに通した後で瞬間接着剤で輪を複製(強度的に若干不安ですが・・)。
両端のクリップは蓋の方ではなく土台側に取り付けること。
・モール土台を戻して完成。
難しそうに見えるけど構造考えながらでも40分暗いで完成。「案ずるより産むが易し」とは正にこのこと。ずっとアレコレ悩んでいたのに作ってみればまぁ簡単。
今回ずっと悩んでいたパーツが横軸として使用したケーブルモール。ケーブルを通して保護するアレです。私の部屋もLANケーブルを這わせたりと大活躍していますがそれです。
で、なぜモールなのか?。普通に塩ビパイプでも良いのでは? と思われるでしょうが、今回の構造のツボの一つに横軸を伸縮させたいとの考えがありました。
どうしてそういう構造にしたいかというと、抱き枕カバーの大きさは均一ではないですし、伸縮性もさまざまなので決められた位置に生地を止めるというのは理屈として若干窮屈では?と
そしてもう一つのツボがこういう場合
中段や下段で生地を挟んだ場合にもうちょっとピンと張りたい、なんてときにモールをちょーっとズラしてやると、
若干ですがピンとできますよね。普通に飾ってるときはあまり気にしなくてもよいのですが、写真撮っちゃる!って場合はかなり使えます。
これがやりたくて何か良い方法はないかと考えていたのですが、まぁ見つけてしまえばこんなもんです。
モールは軽くて丈夫でこういう機構も組み込めてホント一石三鳥です。
もっとも実際に長期間止めて飾っておく場合は中間のクリップは、それぞれ生地を「ちょっと持ち上げる」ような感じで上のクリップにかかる力を弱めるように留めるべきですのでご注意。まぁその場合でもこの伸縮機能は使えます。
余談ながらモール50cmあまったので切り目を入れて「矢筈」にしてみた。
掛け軸とか掛けるときに使うアレです。大きさ的にもフックが高いところになりそうなので、手が届かなくてもこれをつかってチョイチョイっと、掛けたり外したりできます。
そんな楽しい1月最後の日曜でしたとさ。
まー、偉人さんに言わせれば「作るより買えばいんじゃね?」って言われそうですが、作るのが楽しいならそれで良いんじゃないかと私は思う。手も動かすしね(あ..案外頭だって使ってるんだからねっ!)。
金額的にもモール1本88円、クリップ100円。紐は自宅にあったものを使ったし、工具もそろっていたので実際の材料費としては276円。失敗しても損失少ないし、要らなくなって捨てるとしても罪悪感少ないかと。
ひとまずしばら使って問題等が出れば後日ということで。
とりあえずはダメになっても良いよう予備がたくさんあるヤツ(スムース仕様品)で使用中(ぉ
さすがに存在感ある大きさで非常に良いです。湊かわいいよ湊。つД`)
●ちょとまとめたものはコチラ> 抱き枕カバーを飾る まとめ [2011.1.17]