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夏ハコネさん(ねこねこファンディスク2)

2005年4月

■出来ましたっ!\(`0´)/

  • り~ん・うぃず:夏ハコネさん
     (ねこねこファンディスク2/ねこねこソフト)
  • 原型:ひめかわ

「夏ハコネさん」。これを最初に「り~ん・うぃず」さんのサイトで見たときには原作ゲームを知らずとも魅力のあるキャラクターに惹かれましたね。
 元は「ねこねこソフト」さんの「ねこねこファンディスク2」に収録されたビジュアルノベル「120円の夏」に登場したキャラクターだそうで、後にシナリオを追加してPS2用ソフト「120円の春」となってリリースされました。
 なので、キット入手後にこの「120円の春」を購入してプレイ。。。いやぁ~、シナリオも良かったですよ。。やっぱ、フィギュア制作にはキャラへの感情移入は必要かな。。と思う。
 WF2005冬を前に今回で販売終了との告知があり、真っ先に入手に走ったキットの一つです。

 家内生産のキットということで、今まで作ったキットとは明らかに抜け加減が違い躊躇しましたが、ゲーム後のテンション高い状態で挑みました。
 今回このキットを作るために「フィニッシャーズ」のラッカーパテを入手して使いましたが、なかなか役に立ちました。特にリボンパーツの表面がデコボコ状態で削るだけでは解消できず(部分的に薄すぎてそれ以上削れない状態)、アルテコなどの硬度のあるものでは削り辛い。そんな部分にベタっと塗ってサクっと削るとかなり楽に表面処理ができました。(この部分肝心の写真がないのが痛い)
 スカートパーツの肉薄の部分が穴となって抜けてしまった部分などは裏からアルテコを盛って修正。細かい気泡が発生する型の合わせ目にはラッカーパテが効果的でした。
 もう一つ盲点だったのは、型の合わせ目の部分のレジンの色がまわりと若干違う感じになっていて、どの段階で段差が解消されサフ吹きに移ればよいかにちょっと迷いましたね。

 塗装に関しては今回ラッカーパテを使ったり「サーフェイサー1200」を吹いたりした関係上ドボンして、クリアーラッカーというこのところとっていた手法が使えず、肌の色に関してもこの下地処理の場合にクリアーを使うと肌の部分が微妙に濁るという経験があるので、何か別の塗装法をと考えていたら「フィギュアマニアックス14」の「コトブキヤ原型部屋」で紹介されていた、単色による濃淡塗装を思い出して、それを実践しました。
 結果は上々。最初の頃はキット説明書の「キャラフレ1」+「キャラフレ2」をやっていたんだけど、ここで紹介していた「キャラフレ2」+「黄橙色」の混合+薄吹き、の方が私には合っているかもと実感。。次やるときがあれば「黄橙色」の分量少な目の方がいいかな。
 それ以外の部分も練習がてら単色グラデーションを行う感じで吹いたので色数も吹く回数も少なめで塗装に関しては比較的楽でした。
 手首と襟に有る赤いラインはモールドが無かったですが、もしかしたら無い方がキレイにラインとして描画できるのかなと感じた。

 それと今回「失敗しても見えないだろう」ってことで、おぱんつにモールドを彫ってみました。いや~、面倒~とか思いつつも結構楽しかったです。リボンの部分はレジンの欠片にエンピツで絵を書いてその形に削って成型&接着。例によって部分的に透け塗装できるようなモールドにしたんですが、また上手くいかず透け塗装はなし。ってことで。

 出来上がってみれば約2週間のスピード完成。おまけに、作っている最中に原型を作られた「ひめかわ」さんと何回かメールをやりとりさせてもらって、いろいろなウラ話なども聞けてかなりテンション高めに楽しく作れました。しかも、よく考えたら「原型師にパンツの色を聞く」という暴挙をしていたとかなりオバカ露呈。本当にいろいろとお世話になりました。m(_ _)m

 夏になったら、海岸に自動販売機があるシチュエーションを撮影してきて画像合成でもしようかな。。

  • 例によって、あまり役に立たない製作記録です。とくに今回作るのに必死になったのか肝心な部分の写真が欠如していて我ながら勿体ないなと。例によって若干写真多めになっている製作記録を閲覧の際は表示されるまでマッタリお待ちください。
  • 非常に大きい写真は既にギャラリーにアップ済みですので、荒探しなどにご利用ください。(汗
  • 完成写真1実物はかなりもっとヒジョーにかわいいです。
  • 完成写真2瞳はゲーム画像とかなり違いますが、上手描けた方ですな。

(2005.4記)